タイ語のリスニングができない原因とおすすめ勉強法

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こんにちは、けいです。  

過去記事【レベル別】タイ語の聴解力UPにおすすめリスニング教材でリスニング教材を紹介しましたが、今回はリスニングの勉強法を紹介したいと思います。

目次

リスニングができない原因とおすすめ勉強法

リスニングができない理由4選

まず初めにリスニングができない原因についてお話します。

リスニングができない主な原因は以下の通りです。

  • 語彙力が足りない
  • 発音や声調が分からない
  • わからない単語がでてくると、止まってしまう
  • いちいち日本語に訳している

では、上記の原因と解決法について説明していきます。  

原因1:語彙力が足りない

単語を知らなければ文を理解するのは難しいです。

例えば、

เคยทำงานที่บริษัทเอกชน
クーイ タムガーン ティー ボーリサット エーカチョン
民間企業で働いたことがある」

เอกชนは(民間の、私立の)という中級レベルの単語です。

仮にこの単語が分からない場合でもほかの単語を知っていれば、「~の会社で働いたことがある」というだいたいの意味は理解することができます。

つまり、話しの大筋からはそれずにリスニングを続けられます。

しかし、語彙力不足で他の初級レベルの単語も分からなかった場合は文の意味を理解できなくなります。

こうならないためにもまずは中級レベル以外の基礎的な語彙力を上げておく必要があります。

原因2:発音や声調を理解していない

タイ語には発音や声調を理解していないと分からない単語が多々あります。 

例を一部あげると、

  • มา maa 「来る」   
  • ม้า máa 「馬」
  • หมา mǎa 「犬」  
  • ใกล้ klây 「近い」 
  • ไกล klay 「遠い」

こういった単語は声調や発音などを理解していなければ区別できません。

タイ語学習ではまず、発音や声調のルールをしっかりと理解してからそのほかの勉強を始めるべきです。

原因3:わからない単語があると止まってしまう

文を聴いていると、所々わからない単語がでてきます。

そのわからない単語に意識がいってしまい、次を聴く集中力が途切れてしまうことがあります。

そこで止まってしまうと、それ以降何も聞き取れなくなってしまいます。

わからなかったところは振り返らず、常に次の文に意識を持って聞き構えておく状態をキープすることが大切です。

原因4:日本語に訳している

聴解のレベルが高くなると、日本語に訳していては間に合いません。

初めのうちは訳してしまうのは仕方ありませんが、徐々に日本語に訳さない練習をしていきましょう。


これはスピーキングにも共通していえることです。

僕も初めは日本語文を頭で考えてからタイ語を話していましたが、今は日本語文を考えずタイ語を直接話すことができています。

この訳さないという能力はタイ語の勉強をしていくと身についてくるので、初級者の段階では気にする必要はありません。ただし、中級レベルの勉強をしている方はタイ語で直接話して聞くことを身につけるようにしましょう。

レベル別リスニング勉強法

次はリスニング勉強の仕方をレベル別に分けて紹介します。

  1. 初級者 ⇒「精聴」
  2. 中級者 ⇒「多聴」

初級者は「精聴」をしよう

初級者はしっかり一単語、一文を理解していく精読をおすすめします。

初心者は聞き取ったものと理解したものとが一致しているかを一つ一つ確認していくことが大切です。

一つ一つ確認することで、自分が聞き取れない音や発音も知ることができます。  

おすすめの精読のやり方は、

  1. 1度通して聴いてみる。 
  2. 2回目は1文1文止めて聴く。わからない文はそこだけを何回も聴く。 
  3. 何回聴いてもわからなかった場合はスクリプトを見て、単語や声調などを確認。 
  4. ①~③を一文一文進めていく。 
  5. 最後にもういちど初めから最後まで通して聴く。

精読はこのように1文1文確かめながら行っていくことを指します。

中級者以上は「多聴」しよう

中級者の場合は聴解問題でかなりの量の文を聴かなければなりません。

したがって、たくさん聴いて多くの情報を処理することに慣れる練習をします。

おすすめの多聴のやり方は

  1. 最初から最後まで通して聴いてみる。
    ( 分からないところがあっても気にしない。難しく感じた場合は字幕を観ながらでOK) 
  2. 2回目は話の大筋や大切そうなところでわからない文があった場合は、そこで止めてスクリプトを見たり意味を調べたりして確認する。( ※細かいところや大筋とは関係なさそうなところは分からなくても気にせず聞き流します。)
  3. 再度、最初から最後まで通して聴く。

多聴は細かなところは気にせずどんどん聴いていく方法で、大体の内容が理解できればそれでOKです。

まとめ

リスニング上達のコツ

  • 語彙力を増やす
  • 発音や声調を知る
  • わからない単語があっても立ち止まらない
  • いちいち日本語に訳さない

リスニング勉強法

  • 初心者は清聴し、自分が聞き取れない音や発音を確認する。
  • 中級者は多聴し、多くの情報を処理することに慣れる練習をする。

リスニングは練習の効果が見えにくいので、継続するモチベーションを保つのが難しいです。

ですが、勉強を続けていけばある時期から急に聞き取れるようになるので、それまで辛抱強く続けてみてください。

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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