タイ語テキストの選び方とおすすめテキスト8選

「おすすめの学習本・参考書は?」

「どんなものを選べばいいんだろう?」

今回はこんな疑問にお答えします。

  • タイ在住歴7年
  • タイ語学習歴6年
  • タイ人と国際結婚
  • タイ語検定準2級合格
  • タイ語書籍を出版中

こんにちは、けいです。

僕はタイ語のテキストを10冊以上使ってきたのですが、今振り返るとこんなにも購入する必要はなく、自分にあったものを数冊揃えて繰り返し勉強したほうがよかったと後悔しています。

今回は皆さんに自分にあった1冊を選んでいただけるように『おすすめのタイ語テキストとテキストの選び方』を紹介します。

目次

タイ語テキストの選び方

まず初めにテキストを選ぶポイント3つをお伝えします。

以下のポイントを確認した上で購入することが大切です。

  1. 勉強する目的・レベルに合っているか
  2. 練習問題があるかどうか
  3. 発音記号・音声があるかどうか

では、一つずつ説明します。

勉強する目的・レベルに合っているか

日常会話を話せるようになるのが目的であるのであれば、初心者向けの総合書1冊+ブログやYouTubeなどの無料教材を使って十分勉強できます。何冊も揃える必要はありません。

もし本格的にタイ語の勉強を始めるのであれば文字習得のための参考書なども用意します。

また、タイ語検定も受験するのであれば、タイ語検定関連の本や問題集を使って勉強したほうが効率がいいです。

その本が自分の勉強する目的・レベルに合っているか確認することが大切です。

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練習問題があるかどうか

インプットだけではなくアウトプットすることも大切です。

初心者の方はまず基本的な発音、単語、文法をインプット中心で勉強していきますが、勉強が進めばアウトプットの量を増やしていくとよいでしょう。

また、中級者になれば覚える内容も難しくなっていくのでよりアウトプットの重要性が高まります。

アウトプットをすることで記憶により定着します。

テキストを購入する際には練習問題の有無を確認することも大切です。

発音記号・音声があるかどうか

タイ語は発音がとても重要です。そのため、声調や音の出し方を発音記号や音声で勉強していくことをおすすめします。

特に音声がついていれば、リスニング、ディクテーション、シャドーイングなどの勉強もできます。

この差は大きいので音声つきであれば多少値段が高くても十分元が取れると思います。

安くても発音記号・音声がついていないものを選んでしまうと時間を無駄にする恐れがあります。

時間はお金にかえられません。テキストを選ぶ際は値段は気にせず納得したものを選びましょう。

テキストは何周もするべき!

テキストは何周も繰り返し勉強するのがおすすめです。

1冊のテキストから得ることができる知識は、簡単にはすべて習得できないほどたくさんあります。

にもかかわらず他のテキストに手を出してしまうと、1冊1冊の習得度が低くなりしっかりとした実力がつきません。

また、問題集に関しても1冊を何度も繰り返し解くのがおすすめです。

繰り返すことで初見で解けなかった問題に対する理解が深まり、苦手な部分を重点的に勉強することができます。

問題集も2周目を行うようにしましょう。

おすすめテキスト8選

ここからはタイ語のおすすめテキストをレベル別にご紹介します。

初級者向けおすすめテキスト

世界一わかりやすい!一夜漬けタイ語  

タイ語学習の第一歩として、まだタイ語のテキストを持っていない方におすすめのテキストです。

この1冊で基本の発音、文法、単語が学べます。

この本にはCDが付いているのでまずはCDを聞きながら発音を理解し、文法、単語と勉強していくのがおすすめです。

また、場面別に使える会話フレーズや日常会話でよく使う単語なども載っています。

僕が一番最初に勉強したテキストです。

タイ語の覚え方・使い方Book

基礎的な単語と文法を勉強することができます。

チャプターごとに覚える単語の種類が明記されていて、まず、動詞、名詞、形容詞・副詞を勉強し、次に外来語で単語量を増やします。

最後は今まで勉強した単語を組み合わせてできる複合単語の紹介など、効率的に単語を覚えるための構成がされています。

単語一つの解説の量や文法の詳しい説明は初心者向けの参考書の中でもトップクラスであると思います。

収録単語数は1739語で同じ初心者向けのキクタン タイ語【初級編】の収録単語が616語+aということなので、その倍以上の単語数です。

ですが、音声は付属していないため、音声を聞きながら勉強したい方はキクタンのほうをおすすめします。

キクタン タイ語【初級編】

タイ語の勉強が進むにつれて感じたことがやはり発音が大切だということです。

完璧を求める必要はありませんが、ある程度意識しながら勉強したほうが今後勉強を進めやすくなります。

各単語の下に声調のイメージ記号が記載されていて、しっかりと発音を意識しながら単語を覚えていくことができます。

懸念点としては先ほど紹介した通り収録単語が616語+aなので、少ないと感じます。

ですが、音声で正しい発音を聞いて真似していくということが大切なので、やはりこのキクタン単語帳はおすすめです。

初心者のころに戻ったらこのテキストで単語を覚えたいです。

マリンのタイ語生活〈1〉挫折しないタイ文字レッスン

僕の場合、タイ文字は『タイ文字読み書きの基礎』というタイでしか手に入らない本で勉強しました。

これもいい本でしたが、説明が少なくひたすら書いて覚えるという本だったので、他の人におすすめできるかというと微妙なところです。

イチからタイ文字を勉強するのであれば今度はこの本で勉強したいです。

丁寧にタイ文字のルールが説明されていて、確実にタイ文字が読めるようになる構成になっています。

練習問題やまとめ問題もしっかりありインプットとアウトプットのバランスも適切です。

タイ文字に特化した本でこれからタイ文字を勉強する方におすすめの1冊です。

タイ文字はテキストで練習問題を解きながら身に付けていく必要があります。

テストに出る順!タイ語検定単語集

こちらのテキストはタイ語検定受験する方におすすめのテキストになります。

過去にタイ語検定5級~3級で出題されたよく出る単語を頻出順に載せてあり、効率的にタイ語検定の勉強ができます。

残念な点はこの単語集には発音記号がないので発音もしっかり勉強したいという方にはおすすめできません。

ですが、タイ語検定に合格することを目標として考えるのであればこの単語集を繰り返し暗記することが合格への最短ルートだと思います。

試験会場に行くとこの本を持って復習している方をよく見かけます。

中級者向けのおすすめテキスト

目指せ!タイ語の達人

タイ語の表現(主に接続詞や副詞など)を集中的に勉強できます。

例文の単語一つずつに日本語訳がついているので、辞書で調べる必要がなく、語彙の勉強にもなります。

そして、このテキストの素晴らしい点は、例文が1つの表現につき4つ載っていることです。

たくさん例文があることで使い方やニュアンスなどをしっかり理解することができます。

惜しい点は、音声がついていないところですが、発音記号はついているので発音の確認はできます。

例文一つ一つが日常会話で使えそうなものばかりなので、タイ語検定のためだけではなく、日常会話で使える表現を増やしたいという方にもおすすめです。

タイ語の基礎

タイ語の基礎と書かれていますが、実際は中級レベルの本で、主に文法と作文力を強化できます。 

初めは難しいですが習うより慣れろという気持ちでやっていくとかなり上達します。

練習問題が作文問題なのですが、その量が多く、文を書き続けることで文の仕組みやパターンにも慣れ、本書のタイトル通り、「タイ語の基礎」が身に付いたと感じています。

文法項目もしっかりと分けられていて、似た表現の違いについてもしっかりとした説明があります。

また説明の中にも複数の例文が挙げられているので、理解しやすいです。

中級タイ語総合読本

読解力を鍛えたい方はこちらのテキストがおすすめです。

1章から25章あり、各章に本文、会話文、出てきた表現の紹介、練習問題が設置されており、一章ごとの内容が充実しています。

本文の内容もタイに関するテーマ、例えば、タイの地理や交通事情など、タイ語検定の長文問題に出てきそうなものばかりです。

また、付属CDも優秀で聴解や発音の練習もできます。

発音記号がありませんが中級者向けの参考書なので僕はなくても困りませんでした。

一番やり込んだテキストです。

まとめ

今回はタイ語テキストの選び方とおすすめテキストを紹介しました。

「あの本を読めばもっと知識が身につくんじゃないか」とつい他の本を手に入れたくなるかもしれませんが、

これだと思った1冊をやりこむのが上達の近道だと思います。

ぜひ今回の記事を参考にこれだという1冊を見つけてください。

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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