こんにちは、けいです。
今回は前回の記事に引き続き教材紹介となります。
こちらのテキストも自信を持っておすすめできるものなのでぜひ最後までお読みください。
この本をおすすめしたい人
- 基礎的なタイ語文を話せる人
- 会話での表現を増やしたい人
- 語彙力をつけたい人
- タイ在住の人
前置き
タイ語界隈では知っている人も意外と多いのではないかと思います。(名前も某太鼓のゲームに似ていて覚えやすい)
僕自身もかなりお世話になったテキストですが、なぜ今まで紹介しなかったかというと、断捨離した際に手放してしまったことと、日本ではかなり割高になってしまうことから紹介していませんでした。(捨ててしまった理由は断捨離にハマっていたことと本がボロボロになっていたからです・・)
ですが、今回はこのテキストを復習のためにもう一度購入しなおし、手元に戻ってきたのでレビューしていきたいと思います。
前回の教材紹介記事はこちら
目指せ!タイ語の達人
内容
タイ語の表現(副詞・接続詞など)を200学ぶことができます。さらに各表現に4つの例文がついて計800以上の例文が収録されています。
適切な学習者レベル
基礎的なタイ語文を使って文を話すことができる人(タイ語検定のレベルだと3級や準2級を受ける人)におすすめです。
このテキストで今まで身につけた基礎に+αの表現を加えることができます。
構成
一つの表現に対して、簡単な説明と例文4つが載っています。
どんな力が身に付くか
表現力・語彙力
音声の有無
なし
ページ数
312ページ
価格
定価275バーツ
発行
泰日経済技術振興協会
著者
スィリラック・スィリマーチャン
著者はタイ人ですが、日本人が校閲しているので間違った日本語は書かれていません。
いい点
タイ語がある程度話せるようになってきて感じることが、どうしてもワンパターンの文になってしまいがちなことです。
基本の文型で話すだけではなかなか表現は広がりません。このテキストでは副詞・接続詞など普段あまり勉強する機会がないものに絞って学習することができます。
例えば、
- 偶然
- 〜なのに
- ~するたび~する
といった表現はタイ語で何と言うでしょうか。
答えは以下のようになります。
- โดยบันเอิญ
- ทั้งๆที่~
- ~ทีไร~ทุกที
こういった表現を普段話す文に加えていけば、自分が話せる文のレパートリーが増えていきます。
一つの表現に対して4つ例文があるので表現が覚えやすく、使い方や文のどの位置に置くべきなのかがよくわかります。
さらにその例文も日常会話で使う文が多く、例文の質が非常に高いと思います。
また文を構成する単語に関しても難しすぎたり覚える必要がないような専門単語はほとんど使われていません。
なので、表現と合わせて例文と単語、両方を覚えることをおすすめします。
このテキストにはすべての表現と例文に発音記号もついているので、この本一冊で発音を確認したり読みを確認することができます。
和訳だけではなく各タイ語単語に対しての訳も載っています。
簡単な例を作って挙げると、
私はご飯を食べる。
ฉันกินข้าว
chǎn kin khâaw
私 食べる ご飯
このような形で表記されています。
知らない単語が多かったり文が長いと、どのタイ語がどの意味なのかがわかりづらくなるので、この配慮は素晴らしいと思います。
本書の価格は275バーツです。表現や例文の質・量を考えるとかなり良心的な価格といえます。
いまいちな点
次にいまいちな点をご紹介します。
表現に対しての解説は少ないです。大体が2、3行の説明で、説明がない表現もあります。
この点は残念ですが、その分例文が豊富なので例文で理解を深めることができます。
このテキストには音声がついていません。このテキストの場合は4つ例文があるので、音声があればシャドーイングなどの勉強がかなり捗ると思います。この点は非常に惜しい点となります。
周りに勉強を手伝ってくれるタイ人がいる方は、録音してもらってシャドーイングするとかなり勉強が捗ります。
泰日経済技術振興協会から出版されている書籍全般に言えることですが、日本からだと手に入りずらく、割高となります。
アマゾンでも購入でき、レビューも高評価が多いですが、現在品薄で価格の高い中古品のみとなっています。
タイ在住の方は、本書のサブタイトルเก่งไทย ไม่ยาก で検索すると色々な現地の書店のサイトがヒットします。
(以前は紀伊國屋タイランドのサイトで検索できましたが、現在(2022/08/10)は検索しても出てきません。)
まとめ
今回はおすすめタイ語テキスト「目指せ!タイ語の達人」をご紹介しました。
今回買い直してレビューしてみると改めて素晴らしいテキストだと思いました。
ただし、冒頭で紹介した通り基礎がまだできていない方はまずは別のテキストで基礎を固めた後、このテキストを勉強することをおすすめします。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。
文を作る基礎を身につけるのにおすすめのテキストはこちら