こんにちは、けいです。
今回はタイ語の読解力を鍛えられるタイ語本「日本クロスカルチャータイ」をご紹介します。
この本をおすすめしたい人
- タイ文字が読める人
- タイ語検定3級レベル以上の人
- 読解力を鍛えたい人
- 中級のテキストはもうやり終えたという人
前置き
まず初めに述べておきますが、この本はタイ語のテキストではありません。タイの文化を学ぶための本です。
ですが、この本にはタイ語と日本語が載っていてそれを利用してタイ語の勉強ができるので、今回はおすすめのタイ語教材として紹介していきます。
日本クロスカルチャータイの概要
内容
タイの文化・慣習・タイ人の価値観・性格などを学ぶことができます。そして、それらは日本人がタイでの生活で感じた経験と、タイ人が日本での生活で感じた経験からアイデアを出し合って作られたものとなっています。
適切な学習者レベル
発音記号などは載っていないのでタイ文字が読める方で語彙力も身についている中級レベル以上の方におすすめです。
構成
書籍のサブタイトルはรู้จักไทยルージャック タイ(タイを知る) เข้าใจญี่ปุ่นカオジャイ イープン(日本を理解する)とあり、1テーマごとに左ページに日本人に向けた日本語での説明、右ページにタイ人に向けたタイ語での説明がされていています。テーマに番号が振っていませんが、数えたところ125テーマありました。
どんな力が身に付くか
読む力
音声の有無
なし
ページ数
320ページ
価格
定価199バーツ
発行
泰日経済技術振興協会(TPA)語学文化出版部
著者
バンディット・ローッアラヤノン, プッサディー・ナワウィチット, 折笠文雄 , 小野崎忠士, 薮内友紀子
日本クロスカルチャータイのいいところ・いまいちなところ
いいところ
まずはいい点について。
読解力を鍛えるために多読して長文に慣れる必要があります。
こちらの本では125テーマ分のタイ語文を読むことができるので読解力アップに適した本であるといえます。
また、ページの上の導入部分は会話形式で紹介されているので、会話読解の練習にもなります。
中級レベルの人であっても長文を読むのは大変で、和訳のないタイ語本だと挫折してしまうことも多いでしょう。
その点においてこちらの本は、横に日本語文が載っているため意味を確認でき、辞書で探す手間も省けます。
これからタイに行く方、特にタイ人と一緒に働く方にはこの本を読むことをおすすめします。
タイの文化はもちろんタイ人の価値観や性格などについても詳しく書かれているので、タイ人との関わり方の助けとなるはずです。
まだタイ語が読めないという方もまずは日本語のページだけを読んでタイ文化を理解し、タイ語が読めるようになったらタイ語テキストとしてもう一度読むという使い方もできます。
また、タイ語検定ではタイ文化などについての長文がよく出題されるのでその対策にもなります。
いまいちなところ
次にいまいちな点や注意点をご紹介します。
上記の説明で和訳が載っていると述べましたが正確には違います。
左ページは日本語、右ページはタイ語で似た文量で書かれているので、一見同じ内容の文が書かれていると思ってしまいますが、すべて同じ内容ではありません。
書籍名「日本クロスカルチャータイ」とある通り、日本語文は日本人に対しての説明、タイ語文はタイ人に対しての説明となっています。なので日本語文では書いていない情報がタイ語文には載っていることもあります。ですが、だいたいは同じ内容なので、タイ語を勉強する身からすると、だいたいの和訳が隣にあるのはとても助かります。
これは泰日経済技術振興協会が出版している書籍全般に言えますが、日本だと入手しにくかったり割高であったりします。
日本ではアマゾンやメルカリで入手できますが、本書の価格199バーツより割高となります。
タイ在住の方は紀伊国屋タイランドなどの書店から正規価格で購入することができます。
紀伊国屋タイランドリンク(←直接商品リンクが張れないようなので、รู้จักไทย เข้าใจญี่ปุ่นをコピペして検索してください)
まとめ
今回はおすすめタイ語書籍「日本クロスカルチャータイ」をご紹介しました。
タイ語の中級向けの教材は数が少ないので自分自身で工夫して教材を確保していく必要があります。
今後も当ブログでは教材として使えるものはどんどん紹介していきたいと思います。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。