「練習する」ฝึก・หัด・ซ้อมの違いについて解説

タイ語には意味が似ていることばがたくさんありますが、

  • ฝึก fʉ̀k フック
  • หัด hàt ハット
  • ซ้อม sɔ́ɔm ソーム

も学習者を困惑させることばです。

「練習する」という意味は知っていても、その違いや使い方を理解していない方は多いのではないでしょうか。

「サッカー選手はサッカーの練習をする。」という場合はどれを使うべきでしょうか?

最も適切な答えはซ้อมです。

今回は3つのことばの違いを紹介します。

目次

「練習する」ฝึกหัดซ้อมの違い

ฝึก・หัด

ฝึก・หัด・ซ้อมは練習の熟達度別に分けて考えると分かりやすいです。

ฝึกは初心者のような人がまだてきないことをできるようするために訓練する段階です。

タイ語の勉強を始めた人が「タイ語を練習する」という場合は、まずこのฝึกを使って表現します。  

次にหัดです。

หัดฝึกほぼ同じ意味合いで使われることばです。

参考書ではหัดฝึกより少し熟達度が高いと記載されていますが、タイ人に確認したところほとんど違いはなく、どちらでもOKということでした。

ฝึกหัดと覚えてしまって構わないと思います。

ผมฝึกทำอาหารแต่ทำได้แค่ไข่ดาว

phǒm fʉ̀k tham aahǎan tɛ̀ɛ tham dâay khɛ̂ɛ khày daaw

料理を練習しているが、目玉焼きしか作れない。

ผมหัดขับรถเพื่อจะได้ใบขับขี่
phǒm hàt khàp rót phʉ̂a cà dâay bay khàp khìi

運転免許を取るために運転の練習をする。

ซ้อม

ซ้อมはすでに上手な人がさらなる上達を目指してトレーニングすることを意味します。

プロのスポーツ選手や歌手などであれば、すべてこのซ้อมが当てはまります。

ここで注意したいのが、ซ้อมスポーツなどの体を動かす練習や音楽の練習のみでしか使えません。

このルールに従うと、「タイ語通訳者がタイ語の練習をする」と表現する場合、ซ้อมは使えません。

なぜなら、語学の練習は、スポーツでもなく音楽の練習でもありません。

この場合は熟達度が高くてもฝึกまたは、หัดを使います。  

นักมวยคนนั้นซ้อมมวยทุกวัน
nák muay khon nán sɔ́ɔm muay thúk wan

あのボクサーは毎日練習している。

ฉันซ้อมแข่งเพื่อให้ได้เหรียญทองโอลิมปิกchǎn sɔ́ɔm khɛ̀ŋ phʉ̂a hây dâay rǐan thɔɔŋ oolimpìk

オリンピックで金メダルを取るために練習する。

ฝึกหัดฝึกซ้อมについて

ฝึก・หัด・ซ้อม以外に、ฝึกหัดฝึกซ้อมということばがあります。

これも「練習する」ということばで、

  • ฝึกหัดฝึก/หัด
  • ฝึกซ้อม=ซ้อม

となります。

ฝึกの代わりにฝึกหัดを使ったり、ซ้อมの代わりにฝึกซ้อมを使うことができます。

まとめ

今回はฝึก・หัด・ซ้อมの違いについて紹介しました。

まとめると、

  • ฝึก/หัดは初心者のような人がまだできないことをできるようするために訓練する段階。 
  • ซ้อมは上手な人がさらなる上達を目指してトレーニングする段階。スポーツなどの体を動かす練習や音楽の練習のみでしか使えない。 

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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