こんにちは、けいです。
先日TwitterでこんなDMを頂きました。
「タイ語の覚え方・使い方」を持っているのですが、あまり活用できていません。
使い方や勉強法を詳しく教えてください。
今回はタイ語テキスト『タイ語の覚え方・使い方』の紹介に合わせて、僕なりのこのテキストの使い方についても書こうと思います。
この記事を読んでもらいたい人
- 「タイ語の覚え方・使い方」を持っているが活用できていない人
- 初級で単語や文法が学べるテキストを探している人
タイ語の覚え方・使い方とは?
合計で2冊あり、Book1は語彙中心、1の続きであるBook2は文法中心の内容です。
いい点
単語に関しては、まず動詞、名詞、形容詞・副詞を勉強し、次に外来語で単語量を増やし、最後は今まで勉強した単語を組み合わせてできる複合単語の紹介など、効率的に単語を覚えるための構成がされています。前の課で勉強したことばが次の課でも出てきたりもするので、語彙の定着という意味でよく考えらている本だと思います。
語彙の紹介や文法の説明にイラストが多く使われていて初心者にもイメージしやすく、理解しやすいです。普通に文字だけの説明よりも理解しやすいのではないかと思います。
Book1で収録されている単語数は1739語です。
同じ初心者向けでCDが付属しているCD付 キクタン タイ語【初級編】の収録単語が616語+aということなので、その倍以上の単語数です。単語一つの解説の量や文法の詳しい説明は初心者向けの参考書の中でもトップクラスであると思います。
いまいちな点
音声がついていないので、タイ文字や発音記号で理解していくことになります。音声がないのは残念ですが、収録語彙数が多いので仕方がないかと思います。
説明の中の単語や文にはタイ文字が記載されておらず、発音記号のみとなります。タイ文字をみたい場合は下にある表でその都度確認しなければなりません。そこまで気にならないとは思いますが、少し気になったので挙げておきます。
このテキストはTHE参考書といったテキストで、練習問題はありません。ひたすらインプットしていく形になります。
この点がこのテキストを使いにくいと感じる原因の一つかと思います。
タイ語の覚え方・使い方の使用用途
僕のこのテキストの使用用途は以下の通りです。
- 文法&単語教材として
- 単語帳の補助として
- 日タイ辞書として
文法&単語教材として
僕はこのテキストを勉強して、タイ語検定4級の文法問題も難なく解けました。
どうしても文法の説明は文字が多くなり、難しく感じてしまいますが、こちらのテキストでは分かりやすい解説とたくさんのイラストで視覚的にも楽しく文法を勉強できます。
単語に関しても一つの単語に対して複数の関連語彙を紹介してくれるので覚えやすいです。
単語帳の補助として
上記でこのテキストで単語を勉強したと書きましたが、これとは別にタイ語検定の単語帳でも単語を勉強していました。
というのも僕はタイ語検定を受けることを決めていたので、タイ語検定合格のためには、タイ語検定の頻出語彙が載っているこの単語帳も勉強したほうがいいと思いました。
ただ、単語帳はその単語の意味だけで、例文や詳しい説明は載っていないので、ニュアンスや関連語彙などがわかりません。
そこでよく分からない単語や覚えにくい単語は『タイ語の覚え方・使い方』で調べて確認していました。
たとえば、
- เป็น pen ペン
- คือ khʉʉ クー
どちらも「~です」という意味ですが、使い分けがよくわかりません。
そこで、「タイ語の覚え方・使い方」を読んで理解します。
なんとこのテキストでは13ページにわたって使い分けについて詳しく解説しています。
他にも・・・
いる/ある
- มี mii ミー
- อยู่ yùu ユー
練習する
- ผึก fʉ̀k フック
- หัด hàt ハット
- ซ้อม sɔ́ɔm ソーム
こういった単語の使い分けなど、初級者が理解が難しいところをしっかり解説してくれています。
なので、中級者になってからも細かい解説がほしくなった場合はこちらの本で確認することが多いです。
日タイ辞書として
本の最後に索引があるのですが、これが意外と使えます。
「タイ語でなんて言うんだろう?」と思ったとき、索引の日本語からタイ語を調べることができます。
冒頭で紹介した通り収録語彙数が多いので探すと見つかることが多いです。
この点も初心者向け参考書にも関わらずタイ語ができるようになった今も、手放さずに持っている理由の一つです。
タイ語の覚え方・使い方の勉強法
僕が実践していた勉強法は以下の通りです。
10Lessonは多いと感じられる方もいるかもしれませんが、1Lessonが半ページ~2ページと短いです。
練習問題もないので、どんどん読み進めていくことをおすすめします。
1周じっくり読むのではなく、何周もすることを目標に読み進めていきます。
解説の中に単語や表現があるのですが、それをつぶやく感じで音読します。
全部黙読するのもいいですが、音読したほうが口と耳でも覚えることができるので、目だけで覚えるより覚えやすいです。
アウトプットを行うことを意識することでより効果的な勉強ができます。
この参考書にはたくさん基礎の文法が載っていますが、それを読むだけではなく、自分でその文を作ってみることもいい方法です。
この本には練習問題がないので、自分でアウトプットしていくことが必要だと思います。
初心者の場合、最初は教科書に書かれていることだけを読んでいきますが、2周目以降は覚えた単語を使って文を作ってみてください。
例えば、
形容詞+ดี ディー
「~いい」
(形容詞を強調し、評価する気持ちを表す表現として使う)
このような文法項目を勉強した場合
自分で今まで勉強した形容詞を思い出して、
- สดวกดี サドゥアック ディー 「便利でいい」
- เย็นดี イェン ディー 「涼しくていい」
- หล่อดี ロー ディー「ハンサムでいい」
このように自分で考える練習するとアウトプットの練習になります。
すべての文法で例文を作る必要はありませんが、「これは特に覚えたい表現だ」というものには、この練習をするとより記憶に定着しやすくなります。
まとめ
今回は初心者向けタイ語おすすめテキスト『タイ語の覚え方・使い方』について紹介してきました。
タイ語検定5級・4級を受ける方はこのテキストを勉強すれば、語彙と文法に関しては問題なく合格レベルに達すると思います。興味を持たれた方はレビューなどを参考に購入を検討してみてください。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。